2012/1/5
〔概要〕
特許審査ハイウエイ(PPH: Patent Prosecution Highway)は、ある国で特許可能と判断された出願について、他国において簡単な手続で早期に審査を受けられるようにした制度です。
(1)出願人の利点
このような制度を設けたことにより、出願人は当該出願につき他国で権利を早期に取得できるとともに、審査に要する費用を軽減することができます。
(2)特許庁の利点
他国の特許庁は特許可能と判断した特許庁から得られたサーチ及び審査結果を利用できるため、重複作業が減り、ワークロードを軽減できるとともに質の向上を図ることができます。
(3)PPHの拡大と条件の緩和
特許審査ハイウエイ(PPH)は、2006年7月から開始された日米間のPPH試行プログラムに端を発しています。その後、PPHのネットワークは世界的に広がると共に、PPHの枠組みは拡大しあるいは要件が緩和され、新たな形態のPPHが実施されており、現在日本特許庁は19の国及び広域特許庁とPPHを本格的に又は試行的に実施しています(2011年12月1日現在)。
本件記事では、これらの国及び広域特許庁との間で実施しているPPHの形態及び利用する場合の条件について紹介します。
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○各国におけるPPH申請の要件及び手続きの詳細は下記サイトから入手できます。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/t_torikumi/patent_highway.htm
<目 次>
1.通常のPPH(当初のPPH)
2.ダイレクトPCT出願PPH(拡大されたPPH)
3.PCT-PPH(拡大されたPPH)
4.PPH MOTTAINAI(通常のPPHの申請要件を緩和したPPH)
<ANNEX> 日本とPPHを実施している国及びPPHの形態と実施時期
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