青和特許法律事務所

  • トップ
  • IP情報
  • (速報)クロアチアのEU加盟に伴うCTM・RCDの扱い
    -2013年7月1日に加盟発効-

(速報)クロアチアのEU加盟に伴うCTM・RCDの扱い
-2013年7月1日に加盟発効-

  • その他の国
  • 意匠
  • 商標
  • 条約
  • 制度の解説

2013/7/8

 東欧のクロアチア共和国(HR)は、2013年7月1日付で、欧州共同体(EU)の28番目の加盟国となりました。
 これにより、欧州共同体商標意匠庁(OHIM)で既に登録を受けている欧州共同体商標(CTM:Community Trade Mark)及び欧州共同体意匠(RCD:Registered Community Design)の効力は、何らの手続を要することなく、自動的にクロアチアに拡張します。
 クロアチアのEU加盟との関係で、登録済又は現在出願係属中若しくは今後出願されるCTM及びRCDは以下のように取り扱われます。なお、特許については、クロアチアはすでに欧州特許条約(EPC)に加盟しています。

1.欧州共同体商標(CTM)について
 (1)すでに登録されているCTMがクロアチア語では識別力がない場合であっても、そのことを理由として無効とされることはありません。
 (2)クロアチアの加盟日より前にOHIMに出願されて現在係属中のCTMにおける識別力の審査については、加盟日前の規定が適用されるため、出願された商標がクロアチア語では識別力がなくても登録を受けることができます。
 また、先後願については、加盟日前6月以内に出願されたCTMに対し、クロアチアにおける先行権利を有する第三者は、当該先行権利に基づいて異議申立を行うことができます(欧州共同体理事会規則第165条(3))。
 (3)加盟日よりも前にクロアチア国内で先行権利を善意に取得した第三者は、当該先行権利に基づいて、クロアチアに拡張されたCTMの使用の禁止を請求することができます。
 (4)加盟日前のCTMの登録又は出願の内容がクロアチア語に翻訳されて公表されることはありませんが、加盟日以後に出願されたCTMの内容はクロアチア語に翻訳されます。

2.欧州共同体意匠(RCD)について
 (1)クロアチアの加盟を理由として、既存のRCDの登録性や有効性を争うことはできません。
 (2)加盟日よりも前にクロアチア国内で先行権利を善意に取得した第三者は、当該先行権利に基づいて、クロアチアに拡張されたRCDの使用の禁止を請求することができます。
 (3)加盟日前のRCDの登録又は出願の内容がクロアチア語に翻訳されて公表されることはありませんが、加盟日以後に出願されたRCDの内容はクロアチア語に翻訳されます。


参考文献:Enlargement 2013: Welcome Croatia ! (OHIM)
                                   
(IP情報室)
ⓒSEIWAPATENT&LAW

ページトップに戻る

お問い合わせ

  • TEL:03-5470-1900(代表)
  • FAX:03-5470-1911(代表)

アクセス

〒105-8423
東京都港区虎ノ門3丁目5-1
虎ノ門37森ビル(10階)

詳細はこちら