特許庁は、2026年6月25日、「特許・実用新案審査基準」を改訂しました。改訂後の審査基準及び審査ハンドブックは、同年7月1日以降に行われる審査に用いられています。今回の改訂では、主に、「除くクレーム」とする補正における新規事項、進歩性及び明確性の判断、外国語書面出願を原出願とする分割出願及び誤訳訂正、同一発明についての同日出願、並びに拡大先願における出願人同一性について、審査上の判断枠組み及び手続の取扱いが明確化又は見直されました。本改訂は、これらの手続や補正において、審査上問題となり得る場面について、適用要件及び判断方法を明確化するものです。本稿では、主要な改訂内容と実務上の留意点について説明します。